
5月のグマ菓子教室は、トゥルトゥーフロマージュという、真っ黒チーズケーキ。
フランスの西の方の伝統菓子だそうですが、
私がこのお菓子を発見して食べたのは、北のノルマンディーで、でした。
しかも買ったのは、お菓子屋さんじゃなくて、チーズ屋さん。
とりあえず、どんなもんだか、食べてみといてもいいか、ぐらいな気持ちで購入したのですが、
ベンチに腰かけて、まず4分の1食べて「!」
そのまま無言でワンホール食べきってしまい、
これはいかん、もうひとつ買ってこねば!と思って
またチーズ屋に舞い戻り、もうひとつ買ってしまったお菓子でした。
チーズ屋のおばあちゃんが、私の2度目の来訪に、
したり顔で「気にいった?」と、にこにこしていたのが懐かしい。
言い訳がましいですが、ふたつも買ったのは、
私が食いしん坊なだけじゃなく、
このお菓子を再現するために、もうひとつ食べて、
しっかりと味を記憶したかったからですから!
最初、ご参加のみなさま、「なんで真っ黒なの?」と不思議そうでした。
「真っ黒には、深い意味があるんよ」と、意味深なことを言いつつ、作業開始。
型の下に敷く生地を敷きこんで、その中にチーズのアパレイユを入れて。
このトゥルトゥーさん、オーブンに1時間近く入っているので、
待ってる間に、時間があるので、キッシュも作ってみました。

そしてそして…
トゥルトゥーを食べると、みなさん「!」あの日の私と同じ反応。
「せんせい、なんで真っ黒だか、わかったよ…」とつぶやくみんなに
あの日のノルマンディーのフロマージュリーのおばあちゃんみたく、
したり顔でうなずく私。よみがえるあの日の光景。
真っ黒なので、日本人にはあまり受けない感がありますが、
素朴で、味わい深い、親に大切に可愛がられて育った子…みたいな感じ。
とてもよいお菓子だと思います。

















