紅茶グマのお菓子ブログ

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なくしたもの、わすれたもの

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小さい頃から、音楽が好きだったし、本を読むのが好きでした。

音楽は、ムッシュが、音がないと死んでしまうんじゃ?と、
思われるほど、常に音に包まれている人なので、
彼のまわりにはいつも音楽が流れていて、そのまま、一緒にいると常に音楽は近くにあります。
(夕飯の時に、ものすごく大袈裟なミッシェル・ルグランの曲とか、ちょっとやめてほしいときもあるけど)

でも、本は、紅茶グマを始めてから、ほとんど読まなくなってしまいました。
ムッシュは、音と同じくらい、本を愛しているので、
今も昔も、ほとんど毎晩、眠る前に本を読んでいます。
仕事の合間にも、本を読んでいるので、いまだにかなりの読書量だと思います。
そんなムッシュを横目に、本をまったく読まない私。
いいねえ、本が読めて…なんて、軽い嫉妬心から、そんなこと言ってしまったりして。

私はクラシックなファンタジーものの児童文学と、日本の時代小説が好きです。
子供か!と突っ込まれそうですが、
読み始めると、本の世界に引き込まれるというか、夢と現の境目がはっきりしなくなってきて、
興奮して眠れなくなったり、やっと眠っても、その夢ばかり見て、うなされたり、
目を覚まして、そのことばかり考えて、ぼけーっとしたり、
そして、何よりも、本を読み始めると、一気に読まないと気が済まないので、
日々ただでさえ少ない、睡眠時間がますます減ってしまうことが
体力的に辛くて、本の世界から、どんどん遠ざかってしまいました。

今まで休みがあっても、本を読む気になれなかったのは、どうしてか…
当然他にやることもあるし、やっつけたいこともあるし…
本の世界と向き合うことを、切り替えベタな私は、
本をまた読むのは、仕事を辞めてからにしようと決めて、
あえて避けてきてしまいました。

ですが先週、ちょっとした出来事があって。
うちの娘、ほとんど本を読みません。
でも、読まなきゃ!となると、ものすごく読むスピードは早いのです。
もしや私が、本を読む機会を、娘に与えてあげられないものか、と、思って。

失ってしまったものなら、もう戻ってこないけれど、
もしも、忘れているだけなら、取り戻せるかもしれない…と、ちょっと思って。

テレビを消して、娘と本を読み始めました。
今日の東京は、久しぶりの雨で、涼しいので、ふたりでそれぞれ、2冊読みました。
娘はアガサ・クリスティー、私は木内昇と玉村豊男です。
明日は恩田陸を読みます。

娘よ、本を読むのは、楽しいね。
今更だけど、夏の間、いろんな本を読んでみようね。

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夏休み

7月のテュトワイエの店売りも、無事終了いたしました。
暑い中、ご来店いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。
8月は夏休みをいただき、9月からの営業となります。
よろしくお願いいたします。

そして、今年の夏休みですが、
去年は8月に、フランスに出発することが決まっていて、
準備にバタバタしていて、とても慌ただしかったので、
今年は暑い日本の夏を、のんびり娘たちと家で過ごしたいと思っています。

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まずは各種シロップを用意して、氷を削って…

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今日はイチゴ、あんず、もものかき氷。
このほかにも各種フレーバーの用意があります。

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下の娘の一番のお気に入りは、今年初めて作った、サングリアのかき氷。
どのかき氷も「自家製だからくどくないのがいいね。」だそうです。
ちょっと生意気です。

今日は下の娘と私で作ったのですが、
明日は、下の娘がひとりで、もっとたくさん作って、お姉ちゃんにご馳走するんだそうです。
ふたりとも、調子に乗って食べ過ぎて、お腹こわさないようにね。

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失敗?いやいや、これでいいんです!

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なぞのビオ・ロテュス

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先週の土曜日、ビオ・ロテュスのあきちゃんが、記念すべき第一回お料理教室を開催しました。
玄米ご飯を炊いて、カツオのたたきを作り、ラタトュイユを作り、南蛮味噌を作り、水羊羹を…
なんちゅう盛りだくさんな!詳細は彼女のブログをご覧ください。

紅茶グマに突然現れたビオ・ロテュス、いったい何者?と思っている方も多いようなので、
彼女のことに少し触れますと、知り合ったのは10年ちょっと前。
イルプルーのお菓子教室で。
第一印象は、おもしろい子だなあ…と。
彼女の仕事は、カフェでコーヒーを淹れているそうで、今度遊びにきてね。と言われました。
イルプルーで仲良くなった友人数人で遊びにいくと、
ギラギラした喧騒の街にあるカフェなのに、突然扉を開けると
ちょっとした異空間が広がっていました。
静かで、真昼間なのに夕暮れの雰囲気がただようムーディーな店内で、
黒いギャルソン服を着て、「いらっしゃいませ」と静かに微笑むあきちゃん。
「かっこいい!」みんなで、口をあんぐり。
女の子でギャルソン服を着ているのは、あきちゃんだけだったので、
「あいつ、実は結構えらいんじゃん?」と、粛々とあきちゃんが淹れてくれた薫り高いコーヒーをすすりながら、
静かな店内で、ひそひそ話をしていたのを覚えています。

そして、私が紅茶グマを開店したばかりの頃は、
もうイルプルーの師範を目指していて、カフェの仕事の合間に
しょっちゅう、店を手伝ってくれました。
そして、忘れもしない、私の長女が小学校6年の年です。
突然、あきちゃんが、「大学に行こうと思う」と、言いだしました。
「へ?なんの勉強?」驚いて尋ねると、
「心理学を勉強したいの」とのこと。
なんでも、心と体の健康を知るには、人間の心理も学んでみたい。
そう言ってから、あきちゃんは、本当に受験勉強をはじめて、
あっという間に、人が聞いたらビックリするような、すごい大学に入ってしまいました。
私は、あきちゃんが受験のとき、
「可哀想なあきちゃん、そんなすごいとこ、絶対無理だよ。あんなに勉強してたのに…」と、泣いたりして、
ムッシュに、「まだ落ちると限らないだろ!」と、諭されたりしてたのに。
「受かっちゃった!」と、ケロッと報告にきました。
「ごめんね、あきちゃん、賢い子だったんやね…」

そして、ちょうど、小学校卒業記念に、娘とふたりでヨーロッパ旅行を計画していた私に、
「一緒に行きたい!」と言って、一緒にいくことになりました。
こちらの詳細は、ご興味があれば、こちらをご覧ください。

旅行のあと、あきちゃんは、「私、4年間は勉強しなくちゃいけないと思うから、ここにこれないかも」
「わかったーあきちゃん、がんばるんよ」
そう言って私達は別れて、そのあと、本当に4年間、ほとんど会うことはありませんでした。
その4年間、イルプルーの弓田シェフは、私の顔を見るたび、
「女子大生は元気なのか?」と、嬉しそうにあきちゃんのことを尋ねて、
「会ってないんで…でも、たぶん元気ですよ」と言うと、
「すげえもんだなあ、あそこ、俺も行きたかった大学だよ、あそこ受かるなんて、ホントたいしたもんだ~!」と
私の答えなんて全く意に介さず、あきちゃんに思いを馳せて、目を細めておられました。

そして、4年たった去年、あきちゃんが大学を卒業して、
私たちのところに戻ってきました。
相変わらず、おもしろい子で、ちょこちょこ前と同じように、
店売りの手伝いや、教室の手伝いに来てくれたり、以前とまったく変わらないあきちゃんです。
去年私がフランスに研修しに行った時は、
最後に合流して、一緒にバスクに旅行にいきました。
その際、自分の今後について、いろいろ考えていることを話していて、
お菓子も大好き、コーヒーやお茶を淹れるのも大好き、
そして、心と体にいい料理を作って、喜んでもらうのが、もっと好き!と言って、
薬膳にも興味があって、今後それも学んでいきたいと、夢を語ってくれました。

「そりゃ、すごくいいけど、またお金かかるんじゃないの?」と現実的なことを言うと、
「そうなの…働いて、お金貯めなくちゃ!」とあきちゃん。
「旅行で散財してる場合じゃないじゃん!」
「そうだよー。でもみどりさんと旅行一緒に行きたかったから。
お金はまた日本に帰ってから、頑張ってためるから、いいの」
泣かせる…

日本に帰ってきて、あきちゃんのダンナくんと話す機会があって、
彼とあきちゃんの今後のことについて話していたら、
「お金なんて、あきが心配することないんですよ、学校行きたければ、行けばいい。
オレがいくらでも頑張るから!」
これも泣かせる…ダンナくんの言葉に感激して、
「あきちゃん、ダンナくん、ああ言ってくれてるんだから、頑張って、もっと勉強しなよ!」と、
私はあきちゃんの背中を押してしまいました。


あきちゃんは今年の4月から薬膳と中医学の勉強を開始して、
手始めに、お料理をメインにした教室も紅茶グマで始めてもらいました。
最初とても緊張していましたが、
「大丈夫、ふだんの通り作れば、絶対おいしいし、うまくいくから!」と
細いあきちゃんの肩をバンバン叩いて、教室スタートしました。
結果は大成功!ホント、よかった~安心しました。
私も、彼女の心と体が喜ぶ、ビオロテュスのご飯、大好きです。
できれば、もっと作って試食したいです。

7月30日夜の部はまだ募集しています。
8月の教室も募集しています。
ちょっとほっとして、そしておいしさにびっくり。
みなさんも、ぜひ参加して、食べてみてください。

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明日のビオ・ロテュス

明日は、レッスン。
でも、せんせいは、私じゃないんです。
ビオ・ロテュスのあきちゃんが、
せんせいです。

玄米ごはんと、おぼろ豆腐の味噌汁、南蛮味噌、カツオたたき・レモンジンジャーソース、
ラタトィユ、水羊羹。
すごく盛りだくさんですが、がんばりますよ、あきちゃんは。

私がせんせいじゃないのに、なんででしょうか、心持ち、ドキドキしております。
明日来て下さるみなさま、よろしくお願いしますね。

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14 Juillet

昨日は7月14日、巴里祭でした。

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巴里祭の日、パリはお祭り。

空にはジェット機が飛んで、にぎやかな、パレードがあって。

私たちは、もうパリから遠く離れて、20年近くたったけど、

いまだに、巴里祭の日は、ワインを開けて、お祝いをします。

「Revolution!」 革命おめでとう…で、いいのかな?

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夏休みまえ

今週は、夏休みまえ、最後のレッスン。

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主役はこのふたつの瓶に入っています。
オレンジのハチミツとオレンジのリキュール。
考えたら、両方ともオレンジつながりですね。

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ハチミツに、もしも花言葉があったとしたら、
きっと「癒される心」とか、なんとかになると思います。
ひとを幸せな気分にさせる不思議な力がある気がします。
ハチミツの入ったキャラメルは、とてもいい香り。
そして、香りだけではなく、グラスに注ぐと、グラスが琥珀色に染まって、
それを見ると、私は、いつもちょっとだけ、うっとりしてしまいます。

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そして、きりりとしたオレンジのムース。

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簡単で、しかもおいしければ、それにこしたこと,ないですよね。
自分が作ったものが、そんじょそこらで売っているものよりも…
そんなこと、想像してみてください。
ちょっと素敵じゃないですか?
暑い夏の昼下がりに、ひんやりハチミツのプリンと、オレンジのムースをテーブルに並べて、
どうか、みなさま、楽しい夏休みを!

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紅茶グマ道場

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看板新しくなりました。

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いつもより、たくさんのスリッパ。


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大忙し。
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大忙しその2
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まかない。

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慎重に慎重に。
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がんばっております。
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れんしゅう。
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ほんばん。夏のさっぱりショートの出来上がり。中味はブログにある、桃のコンポートです。

先週末、紅茶グマでは、1年以上、教室に通ってくださっているみなさまを対象に、
2日間に渡り、「紅茶グマ道場」と題して、ちょっと実験的なお教室をやっておりました。
いつもは、デモを私がやってから、みなさま同じように作っていただくのですが、
この日は何組かに別れて、みなさまが作ってから、デモ!という仕組み。
私はいっさい口出ししないようにして。
普段と違う教室で、戸惑われる方もいらっしゃるかなーと思いながら、私もドキドキして
いましたが、蓋を開けると、とっても楽しくて。
勉強になったーと、みなさま、充実した時間を過ごしてくださったように思います。
今回はお手伝いにまわっていただいた方も、たくさんいて、
みなさんがいらっしゃらなければ、今回のイベントは、実行することができなかったと思います。
参加してくださったみなさま、お手伝いしてくださったみなさま、
本当に、みなさまのおかげで、素敵な時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。

参加してくださったみなさん、最後に私が言った言葉…覚えてますか?
あれがお菓子を上手になるコツです。忘れないで、実行してくださいね。

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フリュイ・デ・テ

この前、夏の果物で何が一番好き?という話になり、
私は、断然桃だなあと、桃に1票入れておきました。

夏の桃、店頭でみても、どの桃もこぎれいに並んでいて、デリーケート。
そっと選んで、買ってきて、少し冷やして、薄い薄い皮をむいて、ひとくち。
そこで、初めて、おいしい桃かどうかわかるというのも、ロシアンルーレットみたいで、
ステキです。

そんな桃好きな私ですが、むかーし、まだ結婚する前、20代の初め、
ムッシュがフランスに単身行ったばっかりの頃、パリに遊びに行きました。
そこで、八百屋さんでたくさん並んでいる小ぶりの桃を見かけて、
小さなフルーツの絵の描いてある紙の袋に、おじさんが桃を3~4個入れてくれました。
とっても安かったし、小さいけど、フランスの桃ってどんな味だろう?と、
わくわくしながら、泊っているホテルの部屋に帰りました。
残念ながら、ホテルの部屋に、冷蔵庫はなく、冷やすことはできないけど…と思って、
果物ナイフで皮をむこうと、袋に入った桃を、そっと取り出したら、なんか違うんです。
日本の桃のような、デリケートさがない。こつんと小石みたい。
そして、妙に毛深い。
ちょっと悩みながら、皮をむくと、果肉は白くて固くて、小さなりんごみたいでした。
食べてみても、うーん。果汁も少ないし酸っぱくて、お世辞にもおいしいとは言えない。
ムッシュに、この桃、まだ熟れてないのかな?と言うと、
ムッシュは、どれ?と、無造作に私の買った桃をさっと紙袋から取り出して、
自分がはいていたジーンズのお尻のところで、ゴシゴシとこすってから
がぶりと皮をむかずにひとくち食べました。

「ヒロキは、小さい頃、神経質でね。私があの子の頼んだ料理とかを、
少しちょうだいって、お皿からひとくちもらって食べただけでも、『もういいの…』って言って、
食べなくなっちゃう子だったのよ…」って、
ムッシュの母が私に言ってたのを思い出しました。

おかあさん、お宅の息子さんは、フランスに行ってから、桃を洗いもせず、
皮ごとお尻のとこで、ゴシゴシこすってかぶりつくほど、ワイルドな男に成長してますよ…と、
目を見張ってしまいました。

でも、それから、ムッシュ以外にも
『桃をゴシゴシこすって食べる人』を、フランスではたっくさん見ました。
ちょっと格好よくて、私も真似してゴシゴシして食べながら歩いたりもしてみました。
ゴシゴシは、桃を覆っている桃の毛を取るためです。
実際フランスの桃は、リンゴみたいな感覚で、
生で食べるには日本の桃の方がおいしいと思うけれど、
コンポートにすると、煮崩れがなくてとても、おいしかったし、
同じものでも、日本とフランスでは
降り注ぐ太陽の光の量も、土も、風も、全部違うから、出来上がってくるものだって、
違って当たり前なんだ…と実感したひとこまでした。

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出始めの桃、かたい方がコンポートには向いています。

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ぱちんと割って

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白ワインとバニラ、ミントの葉っぱを加えたら

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あっと言う間にコンポートになりました。

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