紅茶グマのお菓子ブログ

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やまもも

先週、友達と伊勢丹に行って、地下を通って帰ろうとしたら、
三重のおいしいもの展・・・みたいなのをやっていました。
すると、突然、友達はすっと私から離れて、
「あ、三重展だ!私、これに寄っていくから!じゃあ!」と、
さっさと、夕方の買い物客の中に見えなくなってしまいました。
一瞬、あっけにとられたけど、なるほど、
彼女は三重県出身だった・・・と、思い出して、彼女の行動に納得しました。
買い物していて、自分の出身県の野菜や果物、採れたお魚などを発見すると
うれしくなって、がんばってるなあ・・・と、つい買うつもりでなかったものまで買ってしまったりします。

それと同じような気持ちになったのは、
日曜日、文化出版局のミセスという本の11月号を見ていたら、
「やまもも」という、高知県の子供の詩の本から抜粋した子供の詩の特集が組まれていて、
「わ、やまももや!」と、つい小さく声に出してしまいました。
この子供の詩を特集した本、私の叔父が小学校の教員をやっていて、
第一巻から途中まで、彼が仲間と一緒に編集をやっていた本です。

ちょっと偏屈で、生涯一教員として、教壇に立ち、
子供の作文や詩の指導ばっかりやっていた叔父。
私にも少し作文の書き方を教えてくれようとしていたようですが、
母が私には音楽をやらせたくて、叔父の申し出は断ったそうで・・・
もしあの時、叔父に作文をきちんと教えてもらっていたら、
もっと美文家になれていたかもなのに、ちょっと残念です。

そんな叔父はもうとっくにいなくなってしまったけど、
叔父にもらった「みどりさんへ」と
表紙に太いマジックで私の名前が書かれた「やまもも」の第一巻は、
たぶんまだ、高知の実家の本棚に置いてあると思います。
やまももは、高知県の県の花で、
ちょっとフランボワーズがまん丸くなったような素朴な実がなります。
たぶん高知の子供の作品ばかりだから、やまももという名前にしたんだと思うのですが、
なんでやまももという名前にしたか、叔父に聞いておけばよかった。
おじさん、やまもも、まだ続いているんですね、すごいね。よかったね。

腰に手ぬぐいをぶらさげて、ボサボサ頭で、気難しかったけど、
笑うと、愛嬌のあるすきっ歯がのぞく叔父のことを久しぶりに思い出しました。
「やまもも」という言葉ひとつで(もちろんミセスのお陰でもありますが)
一瞬で、もう会えるはずのない人に会えたような、不思議な気持ちになりました。




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紅茶グマカフェ 10月28日~30日 12時~18時まで
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