紅茶グマのお菓子ブログ

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冬の雛祭り

お雛様のお節句の時期には、もう春が完全にまわりを取り囲んで、
やわらかくなった陽光の中、微笑む美しい雛人形。
それが私の桃の節句のイメージでした。

ですが、そこには、しんしんと降り積もる雪、真っ白な世界に、
赤い毛氈とたくさんの雛人形が飾られた幻想的な風景がありました。

ここは北海道の江差町。
江差追分が有名な古い美しい港町です。
ここで、いつか詳しくご紹介できるとうれしいのですが、
ちょっとご縁があって、南国生まれの私、
冬の北海道に、何度かおっかなびっくりお邪魔しています。
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今回は、江差に着いた途端、
ほれ!お雛様だ!
ほれ、深靴履いて!角巻巻いて!外に出ろ!
「えええ~これを履くの?角巻を巻いて外行くの?なんで?どうして?」
「ミセス角巻コンテストに応募してやっから!」
「うそでしょ、そんなん?」
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南国生まれで北海道はもちろん初めて。
スキーだって運動音痴なので行ったことないし
雪の上を歩くのだって覚束ない私。
Yさんに「雪の上歩くときは、手は横にこうやってつけて!」
「こうすか?」
「おい、そりゃ、ペンギンだろう!」と、突っ込むMさん。
そして、どこに行っても、「どこからきたの?」と
江差のみなさんは、私を温かく迎えてくださいます。
たぶん、冬の江差に来てくれてありがとう、と、
みなさんが口にはしないけれど、言ってくださっているような
素朴な温かさがあります。

今、江差はお家で飾れなくなったお雛様を江差町内外から集めて、
町のあちこちに、たくさんのお雛様を飾る、
冬の雛祭りをしております。
雛人形を寄与した方々がそれぞれ
いろんなお店やお家に飾ってある、ご自分の雛人形を見に
江差を訪ねてこられて、
まるで娘に会いにきたような慈しみの目で
雛人形たちを見ていかれる姿、それを迎える江差のみなさん。
とても感動的です。
resizeIMG_3326.jpg

江差の冬の海はとても波が荒れていて、海の色も近寄り難く、
海上を旋回するカモメを指さして、
「カモメがいっぱい群がってるでしょう、
あそこには、きっとたくさんニシンがいることでしょう、
そう昔の人は言ったんだよ」
resizeIMG_3316.jpg

教えてくれたMさんの言葉に、なんでしょう、
昔々、自分が列車の窓からスペインの向日葵畑を見て、突然ボロ泣きした
若い日の記憶が突然よみがえりました。

それはたぶん、見たこともない美しい風景に
ああ、自分はとんでもなく生まれたところから
遠くに来ちゃったんだ…という打ちのめされるような気持ち。
同じ旅の途中で、それに近い寂寥感だったように思います。

寒いけれど温かい江差には
びっくりするほどおいしいお蕎麦屋さんや、
蔵を改装した素敵なケーキ屋さん、パン屋さん、
そして、かたこ餅と言われる、木型を使った昔ながらの
素朴なおいしい餅菓子があります。
かたこ餅、超好み。ほかにもおいしいものがいっぱいあります。

みどりさんが東京に戻ってさ
北の北海道の江差ってとこにさ、
友達がいるって思い出すと
ちょっとよくないかい?
resizeIMG_3336.jpg

スペインの向日葵畑で、20代の私は故郷を思い、
遠く離れた故郷を思って涙したけど、
北海道の江差で、おばさんになった私は、
みなさんの温かさに、ほろっとしてしまいました。

江差北前のひな語りは、3月3日までです。
気軽に行ける距離ではないかもしれませんが、
もしお近くにお住まいの方はぜひ、
のぞいてみてください。

そして紅茶グマのグマカフェ、2月はお休みいただきましたが、
3月は2日(金)3日(土)の12時~18時まで
オープンさせていただきます。
雛祭りなので、イチゴなど春っぽいものを使ったお菓子を
作ってご紹介させていただく予定です。

みなさま、こちらもどうぞおでかけください。
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ぱんやBecky Blog 2012-02-26 (Sun) 15:26


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