紅茶グマのお菓子ブログ

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素材を愛でる

去年の夏、料理家の荻原和歌さんから、

梅の蜜煮をいただきました。

今までみた梅の実とは違って、まん丸で大きくて鮮やかな緑色。

初めてみる美しさでした。

夏休みの子供たちと実家に帰る直前で、

いつも両親に何か手作りの手土産を持って帰っていたのですが

去年は私が何も作ることができず、

空港で何か買うしかないかなと思っていたところだったので

そうだ、和歌さんのくれた、この青梅の蜜煮をお土産にさせてもらおう!と思って

瓶に入った青梅を抱えて、実家に持って帰りました。

今年90歳の父にこの瓶を渡すと、「ああ、ありがとうね」と言って

そのまま冷蔵庫にしまいました。

そして翌朝私が台所にいると、父が目を輝かせて

「みどちゃん、あの梅おいしいねえ!あんたが作った?」と言いました。

「違う違う、私じゃなくて、お友達の和歌さんが作ったのよ」と言うと、

父は大きくうなずいて

「そうか、みどりが作ったんじゃないのか。そうやと思うた」と

やっぱり感たっぷりのしたり顔。

私が作ったんじゃないと思った?どうゆうこと?

「今までの東京のお土産で、お父さん一番これがおいしかった!また絶対買うて送って!」とのこと。

なんか、この爺さん、むかつくんですけど…と思いつつ

「これはね、お友達が作って。私にくれたものだから、売ってないの!」と言うと

がっくりと肩を落とす90歳・・・

よほどおいしかったのでしょうね。

結局、父は一日に一粒ずつ、大事に和歌ちゃん製梅の蜜煮を食べ続け、

なくなりそうになってあまりに嘆き悲しむので

ちょっとネット検索したら、びっくり。べらぼうに高いじゃないか!

ちょこっと3~4粒入って1500円くらいしました。

父ちゃん、ごめんよ。相変わらず親不孝な私を許しておくれ。

みどりには甘くてむつこい(濃い)洋菓子しか作れんのだよ・・・と

青梅がなくなって悲しそうな父を実家に残して東京に戻ってきました。

そして和歌ちゃんにこの話をして、来年は作り方を教えてくださいとお願いしました。

「もちろん!やりましょ!コツさえ覚えれば誰でも作れるから」と力強いお言葉。

「でも・・・少し手間と時間が必要かも」

大丈夫だと思います。

素材を愛でる感覚、ちょっと時間がかかって面倒なのかもしれないけど

みんなでおしゃべりをしながら、お茶でも飲みながらやれるなら。

結構楽しい時間になる気がします。

そしてコツを和歌さんに教えてもらったら、

大事な人に贈りたいおいしいものが出来上がるはずです。

紅茶グマ焼菓子工房にて

料理家の荻原和歌さんを講師にお迎えして、青梅の蜜煮の会を

6月に行う予定です。

詳細は荻原和歌さんのサイトをから近々アップされる予定です。

もちろん、私も父のために参加します。

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